最近思い出したこと。とある事がきっかけですっかり忘れていたけれど
思い出したこと。いろいろと。
流したつもりで、実は引き出しにしまってあることって実は多いのかも。
トラブルを抱えた子が流れ流れて我が家にやって来て20年弱。
病気になり通院と長い看病の末にこの世を去ったことがありました。
当たり前のようにいつもそこにいて、笑ったり怒ったり叱ったり家族同然の子が
ある日突然姿を消すその淋しさと悲しさやるせない気持ちは失ってみて
初めて体験するのかもしれない。
なるわけないじゃーん?なんて言っていたペットロスになった。
2人とも重度のペットロス。親が死んでもあんなに泣かないだろうと言うほど
泣いた。来る日も来る日もさめざめと泣いた。通勤電車、バス、公共機関
自分をコントロールできないほど突然どーーーーっと涙がこぼれてしまう。
抜け出すまでに4ヶ月ほどかかったのかな。辛く悲しい日々だった。
そんなまっただ中に、
「あの時さ、かぁちゃん結構キテたよねー?キテんなー?って思ったよ(笑)
メールの返事とか支離滅裂でさ?いつものかぁちゃんじゃないんだもん。」
そう言って笑った人がいました。大切な子を失って我を忘れたあたしが滑稽だった
のでしょう。おかしかったんでしょう。本当にキテたんだろうと思う。
空白の時間があるぐらいだから尋常じゃなかったのだと思う。でもまだ
その時のあたしは元気ではなくて、その言葉はとてもとても痛いものでした。
その後もたくさんの刺し言葉はあったけれど、弱り目に祟り目のこの時のことば
未だにふと思い出すのです。
言った本人は口で言うから忘れてる、言われた本人は心で受け止めるから
いつまでも覚えているのかも。
悲しかった別れの時に言われたからなのかな。